眼鏡の研究所

サブカルだったアラサーの肥えだめ

家で勉強できない人の為のゆっくりできる場所一覧 ~図書館編~

前回からだいぶ時間が経ってしまいましたが続きを。
今回は図書館編。前回同様、()内は駅名を示す。
 
医療系の国試勉強をしていたので、医学図書館についても掲載した。
同業者の方の参考になれば幸いです。
こちらは一般の図書館よりも利用条件が厳しいと思うので、確認は必須です。
 
なお、図書館であっても持ち込みの自習が歓迎されないところがあるのも事実だ。
というか、図書館協会としては公式には持ち込み学習は不可という立場なようだ。*1
お近くの図書館で勉強する際には、一度確認してから行ってみよう。
 
※蔵書数や席数はきちんと比較しているわけではなく、主観です。
 

都内図書館

3階建ての巨大図書館。蔵書数も多いほうだとか。
閲覧席数も充分で、電気付きの自習席が半数以上。フタ付きに限り飲み物OKでありがたい。平日夕方に行くと空いていた印象です。駅から少し遠いのが玉にキズだが、歩けなくはない。
 
閲覧席数があまり多くなく、満席の時も。
文学資料の収集に力を入れているらしく文芸評論が豊富だが、何故か漫画(それもガロ系)も置いてある。
 

窓際の席は明るい。が、電気スタンドが机上でかなりのスペースを食っている。読書にはいいが書き物には向かないだろう。 

 

埼玉県内図書館など 

陸の孤島のような場所にある。最寄りの駅が無く、自転車かバスでないと行けない。
夜もすぐ閉まる。
 
駅からちょっと歩く。自習できる閲覧席は5席程度しかない。
 
ショッピングセンター内に新しく移転した図書館。駅前で夜遅くまで開いている。
館外入り口部分に飲食できるコーナーがある。館内も閲覧席が多く、席が無くて困ることがない。飲み物は禁止かな?
 
新設の図書館。こちらも駅前のビル内にあり、遅くまで開いている。
閲覧席はあまり多くないが、わりあい空いている。フタ付きに限り飲み物OK。
 
市の男女共同参画社会推進のための事務所兼施設。
一部がちょっとした図書室のようになっている(女性の社会進出だとかセクマイだとかの本が多い)。
本来はミーティングやグループ作業用に解放されているスペースのようで、自習はまあ、許容されている感じ。
窓際のカウンター席は駅前ロータリーが一望できて眺めがいいです。電気スタンドもある。飲食可能。
 

蔵書数は県内屈指だと思われる。たいへんにでかい。そして駅前。
しかし一部の閲覧席が動きやすい長机で、隣の人が猛烈に消しゴムをかける人などの時はちょっと気になる。神経質な人は注意が必要。

 

医学図書館

 

県立なので利用条件は厳しい。駅から歩けなくはないが遠い。バスは出ている。
持ち込み勉強は不可だが、空いている席での閲覧は自由。閲覧席数は多く、電源、電気スタンドあり。
ロケ地提供にやたら熱心な大学で、図書館も建物が洒落ている(コンクリート打ちっぱなしの現代建築風味)。ちなみに冬に行ったらコンクリ壁からの冷気が寒かった。
埼玉県立大学は保健福祉単科大学であるため、医学、看護、リハビリ、歯科衛生、社会福祉など蔵書ジャンルは多岐にわたり、新刊書籍もきちんと揃う。国家試験コーナーもある。一方で岩波文庫がやたら充実している。医療職といえど教養は大事ですよ。
個人的には医療専門職向けの雑誌が豊富で助かりました。
 
蔵書数、閲覧席数ともにこじんまりした図書館。医学書や医学雑誌は特に豊富ということもないと思う。
しかし特筆すべきはロビー部分の漫画・視聴覚コーナー。手塚治虫全集や海外医療ドラマが揃っている。ソファでゆったりと手塚治虫漫画を読み、非人間的な暗記で疲弊した脳を哲学的な思索で柔らかくすることが可能だ。さすが総合大学は図書館に対する姿勢が違うぜ。行ったことない(と思う)んですが図書館の本館はさぞかし豪華なんでせうね。
 
よく歯医者の大学かと訊かれますが、医学と歯学の総合大学(だそう)です。単科大じゃねえのか。
セキュリティが厳しいので利用の際はよく下調べをしよう。
医学書と歯学書、雑誌は豊富だがコメディカル系は蔵書が古いように思う。医療に関係ない本は置いていないという潔さ。辛うじてブルーバックスが揃う。雑誌の貸出が少し煩雑で分かりにくい。
閲覧席数は多く満席にはならない。電源は半数近くの席で利用可。PCが置いてある席もあるが、外部者が使えるかは不明。
図書館というより自習室である。飲み物はフタ付きに限りOK。入り口付近には飲食コーナーもある。
 

*1:

  1. 図書館は,資料提供の機能の展開として,集会・行事を行うとともに,図書館機能の宣伝,普及をはかるための活動や,利用案内を行う。
    席借りのみの自習は図書館の本質的機能ではない。自習席の設置は,むしろ図書館サービスの遂行を妨げることになる。 

    公立図書館の任務と目標